
こんなお悩みを解決します!
本書は、「メモの魔力」の著者でもある、前田裕二氏によるビジネス本です。
本書の概要は以下の通りです。
タイトル | 人生の勝算 |
著者 | 前田裕二 |
出版社 | 冬幻舎文庫 |
出版年 | 2017年6月 |
価格 | 1,540円(※) |
※kindle unlimitedで読み放題
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本書を一言でまとめるとこんな感じ。
SHOWROOMとは
アイドルが主な配信者となる、ライブストリーミングのこと。
本記事では、以下のことをまとめました!
- 本書の要約まとめ・書評
- この本を読むならあの本もおすすめ
それではいきましょう^ ^
Contents
『人生の勝算』の要約
本書の要約を以下の3点にまとめました。
- 顧客は他人のストーリーではなく、自分のストーリーにお金を払う
- 頑張る=見極めて、やり切る
- SNSの時代からライブストリーミングの時代へ
1つずつ深掘りしていきましょう。
要約①:顧客は他人のストーリーではなく、自分のストーリーにお金を払う
前田さんは過去にストリートミュージシャンとして音楽活動をしていた時の経験から、
ということを発見しました。
一方的に自分のオリジナルの曲を歌っても、なかなかお金を支払ってくれる人はなかなかいなかったそうです。
しかしお客さんのリクエストに応えて、誰もが知っている有名な曲を歌うことによって、応援してくれる人がどんどん増えたのです。
つまり、演者の一方的なストーリーではなく、自分と演者のインタラクティブ(相互)に作用するストーリーにお客さんは価値を感じます。
ファンビジネスの根幹はスナック
前田さんはファンビジネスの根幹はスナックにあるといいます。
スナックに通う人は、お酒やおつまみなどの表層的な商品にお金を払っているのではありません。
スナックのママとの繋がり、居心地の良さなど、自分の欲求である所属感を満たしてくれるコミュニティに対してお金を払っているのです。
コミュニティ作りにおいて大切な要素が以下の5つ。
- 余白の存在
- 常連客の存在
- 仮想敵を作ること
- 秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
- 共通目的やベクトルを作ること
このコミュニティ作りがあらゆるビジネスの鍵となるのです。
消費の流れは、モノ消費からコト消費へと移り変わっています。
ポイント
- お客さんは人との繋がりにお金を払う
- モノ消費からコト消費へ
要約②:頑張る=見極めて、やり切る
何をやるにしても成果を上げたいなら、最終的には「頑張る」ことが大切という結論になります。
しかし「頑張る」というのは、むやみやたらに作業することではありません。
頑張るを分解すると...
とにかく作業しないと!と量をこなす人はたくさんいます。
しかし物事の本質をしっかり見極めてから、それを深掘りできている人はあまりいません。
いくら熱を投下しても見極めが不十分なら時間の無駄になります。
モチベーションが上がらないなら、それもまた見極めが甘いということ。
見極める方法は?
物事の本質を見極めるときに必要になるもの、それは自己分析です。
- 自分は何を幸せに感じるのか
- どこへ向かっているのか
上記の価値観を言語化できていないと、何をやるにしても方向性が定まりません。
前田さんは以下のように言及しています。
コンパスを持たずに人生という名の航海に出るのは、自分の人生を粗末にしている
引用;前田裕二著「人生の勝算」より
頑張ることの方向性をしっかり見極めてからやり切るということが、特に重要になってくるんですね。
ポイント
- 頑張る = 見極めて、やり切る
- 人生のコンパスを持つために自己分析が必要
要約③:SNSの時代からライブストリーミングの時代へ
ソーシャルネットワークの次にくるものは、「ライブストリーミング」です。
なぜなら、「データ通信量の大衆化」が想定されるから。
インターネットの常時接続されるようになるという前提を立てれば、政府はデータインフラに投資して、データインフラ面の変化が起きます。
飢餓から解放され、インフラも満たされ、最低限のセーフティネットが整備された国家においては、人々の居所は階層を上り、より高次な承認欲求・尊厳欲求へと進化していきます。
引用;前田裕二著「人生の勝算」より
今は、動画で配信者ともっとコミュニケーションをとりたい、ずっと繋がっていたい、という潜在的欲求があっても、ネット環境の制約によってなかなかその欲求は満たされません。
ネット環境がもっとスムーズになれば、人々の本質的欲求を満たすコミュニケーションサービスである、ライブストリーミングが普及するということです。
ポイント
- データインフラが整い、ライブストリーミングが身近なものに
『人生の勝算』の書評
本書の書評を以下のようにまとめました。
- 人生の質を上げるために『自己分析』が重要だと改めて思い知った
- 『スキル』よりも『人間性』を磨くべきだと感じた
1つずつ深掘りしていきます。
書評①:人生の質を上げるために『自己分析』が重要だと改めて思い知った
自己分析は本当に大切なことです。
僕自身も就職活動のときはそれなりにやっていましたが、本書の著者である前田さんは尋常じゃないほど自己分析をしていたそうです。
(前田さんは就活をしている時点で、自分について書いたノートが30冊以上あったそう笑)
自分にとって大切なことを見極めていないと、他人が羨ましくて仕方なくなるかもしれません。
自分は何を幸せと感じるかを定義し、どこへ向かっているかという価値観を言語化しておけば、実りのある人生を生きることができます。
書評②:『スキル』よりも『人間性』を磨くべきだと感じた
スキルよりも、まずは人間性を磨くべきだと本書を通して実感しました。
なぜなら、最終的な決め手は人間性だからです。
どういうことか説明しますね。
『スキル』と『人間性』は以下のように分けられます。
- スキル ⇒ 同じスキルの人が多く比較しにくい、代替可能
- 人間性 ⇒ その人にしかないもの、代替不可能
ハード的なスキルは、勉強すれば誰でも取得できるというものばかりです。
それでは、ほぼ同じスキルの場合、一緒に仕事をしたいと思えるのはどちらでしょうか?
- スキルLv.10、人間性Lv.2 の人
- スキルLv.9、人間性Lv.10 の人
スキルレベルがわずかに劣っていたとしても、一緒に仕事をしたいと思うのは②のはずです。
ある程度の『スキル』は必要ですが、最終的な判断は『人間性』になります。
必要最低限のスキルを磨きつつ、まずは『人間性』を重視して磨きをかけたいと思います^^
本書を読むならこの本もおすすめ
本書を読む人には以下の2つの本もおすすめです。
- メモの魔力
- やりたいことの見つけ方
メモの魔力
前田さんが著者のもう一冊の本です。
2019年一番売れたビジネス本として、累計63万部も売れているベストセラーになります。
前田さんは何故メモを取り続けているのか、メモを取ることで得られるメリットが体系的にまとめられている本です。
本を買うのはちょっと...という人は、以下の記事で本の要約をまとめているのでよかったらどうぞ^^
>>『メモの魔力』要約・まとめ
やりたいことの見つけ方
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
前田さんも重要と述べていた、自己分析の方法がとても分かりやすく解説されている本です。
少しだけ概要を話すと、自分が本当にやりたいことというのは
の掛け合わせることで見つけることができます。
それらを見つけるためにもっと具体的な質問も用意されており、自己理解を深めたい方には必読な本といえます。
あっちゃんのYouTube大学でも、本書のことを紹介する動画があるのでそちらもおすすめ。
本を買うのはちょっと...という人は、こちらも以下の記事で本の要約をまとめているのでよかったらどうぞ^^
>>【要約・まとめ】本当にやりたいことは「大事」×「得意」×「好き」の掛け合わせで見つかります
まとめ
今回の記事では、『人生の勝算』の要約をまとめました。
もう一度おさらいしますね。
- 顧客は他人のストーリーではなく、自分のストーリーにお金を払う
- 頑張る=見極めて、やり切る
- SNSの時代からライブストリーミングの時代へ
本書はkindle unlimitedで今だけ読み放題の対象になっているため、より安く読みたい!という方はぜひお試しください。
30日間は無料で体験できるうえ、無料期間に解約可能です^^
それではこのへんで。