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【生きるのが楽になる】『嫌われる勇気』の書評・要約まとめ~すべての悩みは対人関係~

2月 28, 2021

悩む人
嫌われる勇気の要約、まとめを教えてほしい

こんなお悩みを解決します。

『嫌われる勇気』は古賀史建氏による著書です。

本書は2014年〜2019年の年間ベストセラーランキングで6年連続トップ5入りをしている、圧倒的ロングセラー&ベストセラー作品。

本書は「どうすれば幸せに生きることができるか」という悩みを抱えた青年と、アドラー心理学に基づいた思想の哲人との対話形式で物語が進んでいきます。

かなり哲学的な内容になりますが、周りの目が気になってしまう方や、人間関係で悩みのある方はおすすめです。

今まで自分の考えになかった、新たな考え方としてかなり学びがありました!

それではいきましょう。

「嫌われる勇気」の要約まとめ

本書の内容を以下の3つの要点にまとめました。

  • 要約①:物事を「原因」ではなく「目的」で考える
  • 要約②:すべての悩みは対人関係
  • 要約③:所属感を満たす(貢献感)=幸せ

どうすれば世界はシンプルになり、人間は幸福になれるのでしょうか。

アドラー心理学の答えはシンプルです。

要約①:物事を「原因」ではなく「目的」で考える

現在における状況を説明するとき、アドラー心理学では過去の「原因」ではなく、現在の「目的」を考えます。

過去の「原因」に目を向ける・・・原因論(フロイト心理学)
現在の「目的」に目を向ける・・・目的論(アドラー心理学)

少し分かりにくい思うので、親からの虐待を受け、家にひきこもるようになった青年を例に考えましょう。

青年がひきこもる理由を、原因論と目的論に分けて考えます。

青年が家にひきこもる理由

原因論・・・親から虐待を受け、他者と交流するのが怖くなったから
目的論・・・ひきこもることによって、周りの人が心配してくれるから

つまり、「不安だから外に出られない」のではなく、「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」ということです。

人間は誰でも「目的」に沿った行動をとっている、という目的論がアドラー心理学の根幹にあります。

大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである

引用:「嫌われる勇気」古賀史健著

なにが与えられているかに執着していては、現実を変えることはできないのです。

おーとき
ここの理解に多少時間がかかりました。笑

要約②:すべての悩みは対人関係

「すべての悩みは対人関係である。」これはアドラー心理学の根底に流れる概念です。もしこの世界から対人関係がなくなってしまえば、それこそ宇宙のなかにただひとりで、他者がいなくなってしまえば、あらゆる悩みも消え去ってしまうでしょう。

引用:「嫌われる勇気」古賀史健著

人間がかかえる悩みは、すべて対人関係にあります。

例として、あなたが「お金がもっとほしい」という悩みを抱えていたとしましょう。

一見、対人関係などまったく関係なさそうな悩みですね。

しかしこの世に自分1人しか存在しなかった場合、札束なんてただの紙切れに過ぎません。

極端な話になりますが、お金の価値も社会的な文脈(対人関係)の上で成立しているものです。

(対人関係の)悩みを解決するにはどうすればいいのか?

対人関係における悩みを解決するために必要なことは以下の2つです。

  • 対人関係において「競争」しないこと
  • 他者の「課題」を切り捨てること

対人関係の軸に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸になってしまいます。

なぜなら「競争」には勝者と敗者が存在し、勝ち負けを意識すると必然的に「劣等感」が生まれてくるからです。

また「他者の課題を切り捨てる」というのは、他人が決めるべきことを考えないということ。

例えば、「周りの人からの評価が気になる、視線が気になるという人」を考えます。

自分のことをどう思っているのかは自分が決めることではありません。
つまり「自分の課題」ではなく、「他者の課題」なんです。

他者が決めることに対して、自分があれこれ考えてもどうしようもありませんよね。

上の2つを踏まえて、対人関係の悩みを解決するには

「自分の信じる最善の道を選ぶこと」

が重要になります。

要約③:所属感を満たす(貢献感)=幸せ

すべての人は共同体に属しており、1人になることはありえ(でき)ません。

そして、人間の根源的欲求に「ここにいてもいいのだ」という所属感があります。
所属感を満たすことは、幸せになることに繋がってくるのです。

所属感を満たすために重要なことは、以下の3つ。

  • 自己受容
  • 他者信頼
  • 他者貢献
ありのままの自分を受け入れる(自己受容)からこそ、裏切りを恐れることなく他者を信頼できる(他者信頼)。
そして他者に信頼を寄せているからこそ他者に貢献しよう(他者貢献)しようと思える。

幸福の方程式

この3要素は円環構造のようなもので1つも欠かすことはできません。

他者貢献で「自分は誰かの役に立っている(貢献感)、ここにいてもいいんだ」という思いが所属感を満たし、人生が幸福になるのです。

ここで重要なことは、貢献感を得るための手段が「他者の承認を得ること」ではいけない、ということです。

他者からの承認を求め続けると、自分の人生を歩むことができません。

つまり、主観的な貢献感でOKということです。

「嫌われる勇気」の書評

「嫌われる勇気」の書評を以下の2つの要点にまとめました。

  • 課題の選別で人生の負担が軽くなるということが分かる
  • 必要なのは「自己肯定」ではなく「自己受容」ということが分かる

書評①:課題の選別で人生の負担が軽くなるということが分かる

僕が本書を読んで一番印象的だったのは「課題の選別で人生の負担が軽くなる」という事実です。

アドラー心理学は「承認欲求」を否定しています。
なぜなら、他者の評価を気にしながら生きることは、他者の人生を生きることと同義だからです。

承認欲求が高い=他者の人生を生きること

他者の人生を生きても幸せにはなれません。

そもそも他者が自分のことをどう思うかは他者の課題であり、自分ではどうすることもできないのです。

本書を通して、自分と他者の「課題の選別」をしっかり行うことで人生の負担が軽くなる、ということを学びました。

書評②:必要なのは「自己肯定」ではなく「自己受容」ということが分かる

本書では「自己肯定」と「自己受容」の違いを明確に分けています。

自己肯定・・・できもしないのに「自分はできる」と自らに暗示をかけること
自己受容・・・できない自分を受け入れ、できるように前に進んでいくこと

本書では自己肯定は「自らに嘘をつく生き方」とまで書かれています。

今まで自己肯定感を高めようとするべく、「自分はできる、自分は強いと思い込もう」としていました。
しかし、自己肯定をしたところで前には進むことはできないし、成長もありません。

必要なのは自己肯定ではなく、できない自分、ありのままの自分を受け入れて前に進む自己受容である、と本書を通して学びました。

この本を読むべき人

ここまで、要約・書評についてまとめてきました。

続いては、『嫌われる勇気』を読むべき人をご紹介していきます。

  • 悩みが多すぎて生きるのが辛いと思っている人
  • 人間関係で悩んでいる人
  • 周りの評価ばかり気になってしまう人

上記のいずれかにあてはまる人は、本書を読むと解決への道が見えてくると思います。

まとめ

この記事では、『嫌われる勇気』の要約をまとめました。

要約をもう一度おさらいします。

  • 物事を「原因」ではなく「目的」で考える
  • すべての悩みは対人関係
  • 所属感を満たす(貢献感)=幸せ

僕自身、この本がベストセラー&ロングセラーだったので軽いノリで読んでみましたが、ベストセラーとは思えないほど理解するのが難しい内容でした。笑

今までの人生で考えてきたものとは大きく異なる考え方だったからです。

しかしアドラー心理学というものが、このように現代まで口承されているということは、人類にとって普遍的な考え方であり、役に立つとされているからなんですね。

(めっちゃ真面目)

哲学って難しい^^

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